■ 難しいのではなく知らないだけ。

初めての時は、「何が出来るのか?」を知ることが大事。知識はなくてもWebは書ける!

「詳しく勉強してからじゃないと創れない」と思ってませんか?

「初めてホームページをつくる人が最初に必要な知識は何ですか?」
と聞かれると、わたしはすかさずこう答えます。
「初めての人だけでなく、『何が出来る』のかを知ることが重要です。」
すると、今度はこのように質問されます。

「それでは、『何が出来る』のか教えてください。」
するとわたしはニッコリ笑ってこう答えます。

「あなたの思い付くことは全て可能です。」
「あなたの思い通りのホームページをつくることができますよ。」



■ 「あなたの想いをホームページにする」という発想

ホームページを作ったり、デザインするときに一番困ることは何か?
それは「一番難しいのは『完成形』をイメージすること」だと思います。

「ん?どういう意味かな?」って思った人のために簡単な課題を用意しました。 紙とえんぴつを用意して下さい。


 課 題 1
「これからあなたの自己紹介をするページを作ってみましょう。
Webページを作る前の準備として、『文章』と『レイアウト』を簡単でも良いので今すぐ書いてみてください。
自己紹介ページはホームページの中でも1番注目されるページです。思いつく限りの『あなたらしさ』、『楽しいアイディア』を考え、忘れないようにメモしておきましょう。」(制限時間は30分くらい)


、、、どうです?困るでしょう?(笑)

でも、頑張って書いてみましょう。まず書いてみることからです。
そして、実際に書いてみるとこのようなことで困ると思います。

まず、どのようなページにするのかが浮かばない。
まず、どのようなことを書けば良いのか浮かばない。
まず、どのような仕掛けをすれば自分だけの個性を出すことが出来るかが分からない。

これらのことに、思い当たる人にオススメの学習方法を紹介します。

「まず何でも良いので1ページつくってみること」
「ホームページで、Webで出来ること?を多く知ること」
「基本的に考え付く全ての表現が可能だと理解すること」

「あれ!HTMLは?スタイルシートは?」って思いましたか?
別に忘れていたわけではありません。ご安心を(笑)



■ 知識は後から勝手に身に付いていく

HTMLやスタイルシートは最初から勉強する必要はありません。

まず1ページ作り、「何かやりたいけどどうして良いか分からない!知らない!」ことを調べてください。
知らないからと言って慌てたり恥ずかしがったりすることなど一切必要ありません。
やりたいことだけを調べてそのまま書けば良いのです。「個性的に」というよりも「楽しく」書いてください。

改行の方法を知らなければ、改行したいときに調べ、
メールフォームや掲示板を設置したいときに調べ、 そのまま書けば良いだけの話です。

今、最も大事なのは「何が出来るのかを知る」ということです。今の例で言えば、
「改行できること」「メールフォームがどのようなものなのか?」「掲示板とは何なのか?」
知っていなければ使うことすら出来ません。そして「何が出来るのかを知る」とはこういうことなのです。

例えば、あなたが日頃通うレストランがあるとして、
あなたが常連だったとしても安くておいしい「裏メニュー」がある事を「知らなければ」絶対に注文する事は
出来ません。逆に初めて訪れたお客でも「裏メニュー」を「知ってさえいれば」注文する事くらいは出来ます。
食べる事ができる確率は「知らない人」より格段に上がります。
この時必要なのは「裏メニューを注文する」作業だけで難しいことは一切ありません。


もう一つ、わたしのことを例にしてみます。
わたしは、企業Webサイトの立ち上げプロジェクトに参加させられることになり、かなり慌てた経験があります。
そのときメンバーの中でWeb初心者は私1人。技術的なことは一切分かりません。 「会社も無茶するよなー」って愚痴も言ってたほどです。

結局、わたしも半ばヤケになって、無茶なアイディアばかりを提案し続けていました。
「こうしたら良いと思います。」「こうしたら面白いと思います。」「ここはオカシイと思います。」

すると、いくつかの提案が採用されました。

チームが私に求めていたモノはまさにソレだったのです。
新しいアイディアと発想がチームに足りなかったのです。

振り返ってみると「技術的に可能かどうか?」は一切無視した意見だったので
実際に作業した方々はかなり苦労したと思います(笑:ゴメンナサイ)

真面目な人は、「技術的に難しい。」「Webサイトが重くなる」など知識的なことに話が集中します。

何も知らなかった悪い子だったわたしは、インターネットを使って色々なサイトを観る事が好きだったので
「カッコイイアイディア」や「Webで表現できる事」については既にいくらか知っていました。
何も知らない悪い子は、そのおかげで新しいアイディアを提案することができました。(役に立ちました)


この話は、「技術やテクニックは思い描いたイメージを表現するためにある」というわたしの実体験です。
HTMLやスタイルシート、CGIなど一切知らなくても、発想を提案することくらいは出来ます。

何ができるのかを知ってさえいれば。

良い例えだったかどうかは分かりませんが、技術やテクニックは
あなたが思い描いたイメージを表現するためにあるという事です。それを表現するために存在するものです。

だから、まず書いてみませんか?
そして知っていることをここで増やしていきませんか?

あなたの想いをWebに変える方法をあなたに贈ります。



■Webができること -例えばこれを知っていますか?

前置きが大変長くなりましたが、ここでは「Webで出来る事」を紹介していきます。
この4NEWebVolenteのサブテーマは「Webの可能性を追求する」ですので、この手の話はいたるところで 出てくると思います。なのでここでは初めてで不安な人が「楽しくWebをつくりはじめる」キッカケ になるようなものに絞っていきたいと思います。
ここを読んで、「常識だよ」「いまさら何を言ってるんだ!」という風に思えるようになったら 次のステップに進んでくださいね。

・Webページにタイトルをつける
・文章中に改行を入れる
・画像を表示できる
・画像のサイズを変更できる
・背景の色を変える
・背景に画像を使う
・ページの余白を指定する
・フォントの種類を変える
・リンクを設定する
・リンクの場所を指定する
・テーブル(表)をつくる
・テーブル枠線の色を変える
・テーブル・セルの背景色を変える
・フレームのスクロールバーの表示を消す
・インラインフレームをつける

正解はコチラ