普通のWebサイト作成作業とほぼ同じですが、
iモードの制限事項と、普通のWebサイトとの相違点をまとめています。ポイントを絞って8つ項目あります。

1. SHIFT-JIS以外使用不可

文字コード:SHIFT-JISのみ表示可能です。
通常のホームページではSHIFT-JIS以外にもEUCなどと言った文字コードが使用可能ですがiモードではSHIFT-JIS以外の文字コードは使用できません。
Windowsでは大抵SHIFT-JISが使用されていますが、UNIX環境の方は注意が必要です。

2. 半角カナが利用可能

文字の種類:全角カナ英数に加えて、半角カナ英数とiモード基本絵文字が使用できます。
通常は文字化けの原因になる半角カナですが、iモードは使用可能なため文字化けする事はありません。
半角カナを使用すれば、小さい画面を有効に使うことができ、見る人のパケット料金をも安くすることができます。

3. パケット量による課金

iモードでは送受信されたパケット量に課金されます。表示されないコメントにも課金され、全角文字では半角文字の倍料金が課金されます。

4. 画面のサイズが小さい

iモードは縦スクロールのみです。画面サイズを越える長文は自動的に改行されます。画像は自動的に縮小されます。横スクロールはしません。
機種別の画面サイズについては以下を参照ください。

5. 表示可能な画像について

基本的にはGIFが表示可能です。HTMLのバージョンによってはJPEGも表示可能です。
キャッシュの関係もありサイズは5Kバイトまでとなっています。
アニメーションGIFは5コマまででページ内4個までなら表示可能です。繰り返しは16回までです。

6. キャッシュサイズ

1ページのファイルサイズは2キロバイト以内が推奨となっています。(全角文字のみでは、約1000文字相当・画像の大きさも含めて計算。最大5キロバイト)
iモードではページをダウンロードできるサイズが5kバイトまでなので、画像ファイル込みで1ページ5kバイト以内でないと正しく表示されません。
ドコモがiショットの形式を採用したのもこの理由からです。現在505iが最大20kとなっています。詳しくは表をご覧ください。

7. JavaScript、JavaApplet、VBScriptは使用不可

これらは各端末で動作するため動作しません。
また、CGIはサーバーで処理を行い結果を、携帯端末に返すので使用可能です。

8. スタイルシート、DHTMLは使用できない

ので、基本タグを利用してWebページを書くことになります。

まとめ.

半角カナが使用可能。
画面サイズが小さいので可読性を高めること。
全体的に軽いWebサイト作りを心がける。